和布がたり › 京都訪問記・布ものづくりの裏側

2011年09月08日

西端和美先生にお会いしました

「京ちりめんの手芸遊び」や「ちりめんのスイーツ」の著書でもおなじみ、ちりめん手芸作家・西端和美先生にお会いする機会をいただきました。

西端先生は、京都に「多加楽」という工房をお持ちで、数々のちりめん作品を創作されています。

その工房におじゃました私は、あまりに可愛らしいちりめん手芸の数々に目が泳いでしまいました~!

まず目が釘付けになったのが、こちら。
縮緬細工タペストリー
写真ではわかりにくいのですが、これはタペストリーになっていて
布一面に細かいちりめん細工が飾られています。

ひとつひとつ、本当に手が込んでいるんですよー。見ているとワクワクしてきますよね?

左の方にある書きかけの文字なんて、文鎮と筆もあって、可愛いくリアルで素晴らしいでしょう♪


もちろん、これだけではありません。

こんなつるし飾りや
ちりめんつるし飾り

愛らしい動物たちや手まりも。
縮緬手まり

もっともっとたくさん飾られていたのですが、ここではこのくらいで。

ちなみに、どの作品も、写真より実物の方がずーっと素敵です☆
もっと上手に撮れたらよかったのですが・・・。雰囲気をうまくお伝えできず残念。


西端先生とはいろいろお話をさせていただきましたが、感心させられたのは先生の徹底したプロぶりです。

作品の独創性、デザインの素晴らしさはもちろんのこと、キット等の企画ではいかにわかりやすく、作りやすく解説するかなど、作る側の視点に立って考えていらっしゃいます。

やはり、どんなお仕事もプロ意識が大切だと実感しました。



西端先生のちりめん手芸キットは、布がたりでも好評販売中です。

簡単に作れて、作っていくうちにどんどん上達するように工夫された、先生ならではのキットたちです。

》 西端和美先生のちりめん手芸キット一覧


今はまだ種類が限られていますが、これから干支やつるし飾りのキットなども発売予定ですので、どうぞお楽しみに♪


西端先生は、京都でちりめん手芸の教室も開かれています。
直接先生にご指導いただけるとは、なんとも贅沢ですね!


西端先生、貴重なお時間をありがとうございました。



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2011年09月07日

京都の和生地メーカー訪問

京都では、染色工場訪問に続き、和生地メーカーさんにもおじゃましてきました。

布がたりがいつもお世話になっているメーカーさんで、お忙しい中、社長さんはじめ社員の皆さんにあたたかくお迎えいただきました。

伝統ある生地商さんで、過去のコレクションがこんな風に飾られていました。素敵なディスプレイですね。
和生地衝立

ディスプレイといえば、こちらも参考になります。布地を額に入れるだけで、こんなおしゃれな空間が誕生です。
生地額ディスプレイ

見とれているだけではありませんよ~。

この後は、ちりめんを見学させていただきました。
ちりめん生地
こうやってたたんで保管されています。
これは一部ですが、すべてあわせるとかなりの種類です。

中には、数メートルを巻いたものも。
縮緬生地


見学だけでなく、しっかりお仕事のお話もさせていただきました。

商談中でもふと横を見ると美しいお庭があり、ほっとできますね。
京都らしい風景です。
京都庭


今回いろいろお伺いしたことを、布がたりの品ぞろえに生かして行きたいと思います。

今後の布がたりの商品展開にご注目ください!


皆さま、ありがとうございました。



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2011年09月05日

京都の染色工場訪問(2)

京都の染色工場訪問(1)の続きです。

型染めで使った型は、こうやって洗います。
染色工程
動きが速く、ピントが合いませんでしたがicon10
機械で自動で洗えるようになっています。

手捺染で生地を染めるには、型が必須。
色ごとに型が要るので、1枚の生地を染めるためには数枚の型が必要で、工場には型が多数保管されています。
友禅型
これはほんの一部で、こんな風に所狭しとずらーっと並べて保管されています。

型は昔は木製でしたが、今はアルミになり、耐久性がぐんとよくなりました。それでも、写真でも見えるように一部には木が使われているので、木の部分が傷まないように注意して保管されています。

型を保管するにもかなりの広い場所が必要なので、手捺染工場の敷地はとても広かったです。


こちらは、染めに使う染料など。
手捺染染料
これらを調合して、求められる色を作っていくのですね。


今回、手捺染の工場を見学させていただき、長年の経験が必要な手作業が多く、さすがプロの仕事だなぁと感心しました。

染色工場は、諸々の事情により、近年廃業されるところが増えているとか。

どなたかに続けていただかなくては、手染めのちりめんがなくなってしまう危機になりますので、私たちにとっても重大な問題ですが、こちらの工場には幸いお若い後継者の方がいらっしゃるので、一安心です。

お仕事中にお邪魔させていただきましたが、社長さん自ら工場内をご案内していただき、感謝しております。本当にありがとうございました。


iconflower4前の記事・京都の染色工場訪問(1)はこちら。




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2011年09月01日

京都の染色工場訪問(1)

先日、京都の染色工場を訪問してきました。

懇意にさせて頂いている生地メーカーさんのご案内で、到着した時にはちょうど、職人さんがちりめんを染めていらっしゃいました。
京都ちりめん染色工場
赤いちりめんに柄をのせているところ。

生地が置かれた台の前を、左手で型を、右手に刷毛を持ち、ずっと進んで行かれます。

重い型を片手で素早く移動されるのに驚きました。よく見ると、さすが足腰が据わっていますね。スポーツでいうところのアスレチックポジション。

1反分の生地を台に広げるため、台は全長25mほどあります。
縮緬染め
手染め生地の1反をそれ以上長くできないのは、このため。台の長さを超えると染められませんものね。

ただの台に見えますが、実は少し温められています。
そして同時に、上からは風が送られ冷やされる仕組みになっています。


こちらは別の生地を染めているところ。
紅型染め工場
写真ではわかりにくいと思いますが、これは紅型(びんがた)の生地です。

紅型は沖縄の伝統的な染め物ですが、今は沖縄でも染めるところが少なくなっているので、こうして京都の工場に依頼がくるのですね。

ここの社長さんがこっそり教えてくださったのですが、この紅型はNHKドラマ『テンペスト』で使われているものだそう。

色あざやかな紅型は、使う色数も多いので染めるのも大変でしょうね。まさに熟練の技術。


染色工場訪問記、少し長くなったので続きは次回に・・・。


iconflower2京都の染色工場訪問(2)はこちら。



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